風邪には抵抗力が一番。市販の風邪薬は薬剤師に相談を


風邪には抵抗力が一番だそうです。「インフルエンザや風邪に負けない身体をつくっておこう」で、免疫力を高める必要性について見ました。ここでは、風邪に対しての抵抗力を付ける食品や、風邪薬の考えなどを調べます。

風邪の原因のほとんどはウイルスによって起こります。ウイルスを退治するためには、根本的に身体の抵抗力をつけることが大切です。身体の抵抗力を養うには、安静、保温、栄養補給が最も必要となります。




風邪を退治する!?栄養素についてみてみよう


風邪の時には、いつもに比べて食欲がないことが多いのですが、だからといって食べないのではなかなか回復しません。 風邪を引いてしまったら免疫力を上げて風邪に打ち勝つことが大事です。

そのためにはすぐエネルギーになる炭水化物、糖質と代謝を高める蛋白質をたっぷり摂ることが必要です。 このとき働きを手伝うビタミンB群忘れずに一緒に摂ることも重要です。

また、ビタミンCには白血球の働きを高めて免疫力を高める働きがあります。 風邪の時は通常の所要量より多く、100〜200mgくらいのビタミンCを摂ることが望ましくなります。
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カムカム」はビタミンCがレモンの約56倍、アセロラの約1.7倍もある、フルーツの中でビタミンCの含有量が世界一のフルーツです。

ビタミンA・β−カロテンは喉や鼻の粘膜を保護してくれる働きがあります。 不足すると鼻や喉の粘膜が乾燥してウィルスが侵入しやすくなります。 熱がある時は普通の時より蛋白質の分解が進むので消化の良い蛋白質をしっかり摂ることが必要です。

体温が1度上がると2倍の蛋白質が分解され熱が高くなればなるほど普段よりたくさんの蛋白質が必要になります。 また熱があるときには忘れずに十分な水分補給が大事です。

それ以外に生姜や葱、ニンニクなど、身体を温める野菜の働きも効果があります。

風邪に効くといわれる食品をみてみましょう


長葱
辛み成分のアリシンの作用で血行を促進し身体を温め疲労回復に効果があります。またアリシンはビタミンB1の吸収を高めて疲れを癒す働きがあります。
白い部分は「葱白」と言って漢方でも風邪に効果があることで知られています。
葉の緑の部分はβ−カロテンやビタミンCが豊富です。

生姜
生姜の辛みや香りの成分のジンゲロンやショウガオールには胃液の分泌を促進させ消化を助ける健胃、整腸作用のほか発汗、保温の作用があるので風邪の引き初めや寒気がするときに、料理に入れたりすり下ろして熱湯に溶いて飲むと身体が温まります。 喉が痛い時には大根おろしと、おろし生姜を熱湯で溶いて一日2〜3回飲むと消炎作用によって痛みが和らぎます。

ニンニク
ニンニクの臭いのアリシンが強い殺菌作用を持っているので風邪のウィルスを体内で退治する働きをしてくれます

カリン
カリンの実にはリンゴ酸、クエン酸、タンニン、サポニンなどが含まれ咳止めや疲労回復に効果があると言われています。

ビワ
咳が止まらないときや熱で喉が乾くときに生のまま食べると効果があります。

春菊
β−カロテン、ビタミンCを多く含み香りの成分のα−ビネンやベンツアルデイドは胃腸の働きをよくし、痰を止め咳を鎮める働きがあります。その他のビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、カルシウム、鉄、カリウムも多く含みます。

他にもカリフラワー、梅干し、カボチャ、大根、玉葱、ニラ、パセリ、キンカン、葛、らっきょう、梨、ザクロ、南天の実など が風邪対策に用いられるようです。



風邪によいとされる料理をみてみよう


風邪は引き初めが肝心です。消化がよく身体が温まる料理が一番です。身体が暖まれば血液の循環がよくなり、粘膜が修復され免疫力も高まります。 温かい芋や野菜のスープなどはお勧めです。

そのほかに葱のお粥、春菊の白和え、白身魚の生姜あんかけ、カリフラワーのポタージュ、キンカンのミツ煮(キンカンの皮の部分はビタミンCが豊富)、梅干しの黒焼きなどもいいようです。

梅干しの黒焼き
梅干し2個をフライパンに入れて空き缶をかぶせ、煙が出なくなるまで弱火で蒸し焼きにし、そのまま冷やして粉状に砕く。それを湯飲み茶碗に入れて黒砂糖小匙2と熱湯を加えて熱いうちに上澄みを飲みます。解熱、咳止め、痰切りの効果が期待できるそうです。

風邪に打ち勝つ抵抗力にはビタミンA、亜鉛、鉄を意識して


「風邪に打ち勝つ抵抗力をつけるため、特に意識して取りたい栄養素はビタミンA亜鉛です」と言うのは料理研究家の前川メグさん。

口や鼻の粘膜は、風邪のウイルスなどの侵入を防御している。粘膜を正常に保つのがビタミンAで、カボチャ、ニンジン、ウナギ、銀ダラ、モロヘイヤ、春菊に多く含まれる。

亜鉛は「風邪への抵抗力をつける。米国では疲れた時にサプリメントで補う人が多い」と前川さん。カキ、カシューナッツ、ラム肉、するめ、そら豆、ホタテに多い。

鉄は「集中力の低下や疲労感を防ぐ働きがあり、心身のベース作りに必要。身体全体の機能を高めてくれる」そうだ。代表的な食材は大豆、アサリ、青のり、きな粉、納豆、豆腐、ほうれん草、レーズン。

「これらの食材を組み合わせて積極的に取ることで、免疫力を高めることができる。外食でもカキ鍋や湯豆腐を食べるなど、ちょっとした心掛けが大事」という前川さんは数年間、風邪知らずだそうです。
前川メグさん
10代を過ごした米国では、食事内容に気をつけて病気にかからないようにする予防医学の考え方が一般家庭に浸透していたという。現在は管理栄養士らとチームを組み、体調維持に役立つレシピや、ストレスに負けないための栄養情報を雑誌などで紹介している。
(毎日新聞 2005年12月13日より)



それでも風邪にかかってしまった。 ▲Page Top

風邪薬ってどう選んだらいいの?買うときの注意点は?


のどが痛いし、せきも出る。薬局に行くと、棚いっぱいの風邪薬。「発熱」「せき、たん」「鼻水、鼻づまり」と症状別だけでなく、「総合感冒薬」もある。手に取ると、「イブプロフェン」「塩化リゾチーム」などの成分名。CMで耳にしたことがあるけど・・・。

迷ったら薬剤師に相談
市販の風邪薬について日本薬剤師会中央薬事情報センターに尋ねると、「病院で医師が処方する薬に比べ、薬局、薬店で自由に購入できる薬は作用が比較的ゆるやかに作られています」と教えてくれた。

とはいえ、副作用や飲み合わせの危険があることに変わりない。

例えば、のどや鼻の炎症を鎮める「塩化リゾチーム」。卵白から抽出される成分で、卵アレルギーのある人は飲んではいけない。「鶏卵による過敏症状(発疹、発赤、かゆみ、浮腫等)を起こしたことがある人」などと注意書きが外箱にある市販薬もあったが、成分表示だけの薬もあり、注意が必要です。

緑内障や前立腺肥大症など持病のある人は「使用上の注意」や成分表をよく読むことが大切です。

厚生労働省は「薬事法に従い必要に応じて記載すべき事項を製薬会社に通知しています」と話す。だが、素人には分かりづらく、薬事情報センターは「迷ったら薬剤師に相談を」と言っています。

市販薬の販売にあたって、日本薬剤師会は「発病からの経過」「主症状」「服用者の性別、年齢」「アレルギー歴」「病歴」「服用中の薬の有無」などを確認するよう薬剤師に提案している。

薬剤師は飲み方や生活について助言し、症状や病歴によっては病院での受診を勧めることもあるという。市販薬を上手に利用するために、薬事情報センターは「行きつけの薬局、顔なじみの薬剤師さんを作るといい。

服用中の薬や『お薬手帳』を持参すると、より的確に薬を選ぶことができる」とアドバイスする。薬剤師に持病などを知ってもらい、気軽に薬のことを聞けるのはありがたい。なじみになるのは飲み屋やスーパーだけではないんですね。
後略--詳細
(はてなの玉手箱:風邪薬、どう選ぶ?毎日新聞 2005年12月25日)
社団法人 日本薬剤師会
日本薬剤師会中央薬事情報センター(電話番号:03-3353-2251)


風邪薬を3点紹介します

イトーの葛根湯エキス顆粒21包 イトーの葛根湯エキス顆粒21包
熱性疾患および無熱性疾患に使われる医薬品です。感冒に使用する場合は、発熱などの発病初期特有の症状のある時期に使用します。そのほか、肩こり、四十肩にも用いる漢方製剤です。服用に際しては、用法・用量、注意をよく参照ください。
効能・効果
感冒、鼻かぜ、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み


後藤散かぜ薬顆粒 36包 後藤散かぜ薬顆粒 36包
アスピリンを主成分とし、かぜの諸症状に総合的な効き目をあらわす成分を配合した、顆粒のかぜ薬です。二色のきれいな球状顆粒でさらさらと飲みやすくなっています。36包入り。
効能
かぜの諸症状(発熱、頭痛、悪寒、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せき、たん、のどの痛み、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和


バイエルアスピリン500mg 20錠 バイエルアスピリン500mg 20錠
ドイツのバイエル社が開発した非ピリン系の解熱鎮痛薬です。有効成分アスピリン(アセチルサリチル酸)が痛みや熱の原因物質プロスタグランジンの生成を抑えます。微小で均一なアスピリン結晶が使用されています。そのため、胃腸で早く溶け速やかに吸収され痛みや熱に早くよく効きます。
効果・効能
頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・月経痛(生理痛)・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛 悪寒・発熱時の解熱



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