インフルエンザ、新型インフルエンザ、鳥インフルエンザ、タミフルの報道を見る-no.5


首相官邸のホームページには国民の皆様へ(鳥インフルエンザについて)の案内が掲載されている。ちょっと古いが抜粋してみる。

国民の皆様には、鳥インフルエンザウイルスの人への感染の可能性や自宅で飼っている鳥が死んでしまった場合の対処方法などについて、正しい知識を身につけていただくようお願いいたします。

鳥インフルエンザウイルスの人への感染について
鳥インフルエンザは、この病気にかかった鶏と接触して、羽や粉末状になったフンを吸い込んだり、その鶏のフンや内臓に触れた手を介して鼻からウイルスが入るなど、人の体内に大量のウイルスが入ってしまった場合に、ごくまれにかかることがあることが知られています。

なお、厚生労働省では、医療機関が鳥インフルエンザにかかった疑いのある患者を診察した場合には直ちに報告をしていただくよう体制を整備しています。鳥インフルエンザに感染したり感染が疑われる鳥と接触した後で、発熱などインフルエンザを疑う症状が出た場合には、医師にその旨を告げて受診して下さい。

インフルエンザ、新型インフルエンザ、鳥インフルエンザ、タミフルに関連する報道を見ておこう。



鳥インフルエンザ:フランスで七面鳥が感染、フォアグラ輸入停止−-農水省



農林水産省は24日、フランスで七面鳥が鳥インフルエンザに感染したとの連絡を受けたことから、同国産の家禽(かきん)肉と、フォアグラ(ガチョウの肝臓)など家禽の臓器の輸入を停止した。

フランス料理の高級食材であるフォアグラの輸入が止まるため、フランス料理店などが影響を受けるとみられる。

同省によると、フランスから05年に輸入された家禽の臓器は377トンで、その大半がフォアグラ。日本が輸入しているフォアグラの半分程度はフランスからだという。同国からの家禽肉の輸入は1510トン。【位川一郎】
毎日新聞 2006年2月25日 東京朝刊

鳥インフルエンザ:韓国で人への感染初確認 発病せず


韓国の聯合ニュースによると、韓国保健福祉省傘下の疾病管理本部は24日、同国で鳥類の鳥インフルエンザが流行した2003年末から04年初めにかけて鶏やアヒルなどの処分を行った作業員4人が鳥インフルエンザに感染していたことを確認したと明らかにした。

韓国で人への感染が確認されたのは初めて。同本部では感染の疑いがあった4人の血液を米国に送り検査を依頼した結果、陽性反応が出たとの通告を受けた。しかし、4人とも発病しなかったもようだという。

同本部は24日夕に記者会見を行い、経過などを明らかにする。(ソウル共同)
毎日新聞 2006年2月24日 16時45分

鳥インフルエンザ:仏、蘭でのワクチン接種認可 欧州委


欧州連合(EU)の「内閣」である欧州委員会は22日、域内で広がる毒性の強い鳥インフルエンザ(H5N1型)対策として、仏とオランダで鳥へのワクチン接種を認可した。

これまでEUは健康への懸念などから、ワクチン接種を認めていなかった。仏では、アヒルなど90万羽を対象に4月までに接種。またオランダはニワトリなどが対象になるが、接種の判断は飼い主に任される。【ブリュッセル福原直樹】
毎日新聞 2006年2月23日 9時56分

鳥インフルエンザ:感染拡大ならW杯中止要求


ドイツ連邦議会農業委員会のヘーン委員長は21日、鳥インフルエンザの感染が広がれば6〜7月にドイツで開かれるサッカー・ワールドカップ(W杯)の中止を求める考えを明らかにした。(ベルリン共同)
毎日新聞 2006年2月22日 3時12分

鳥インフルエンザ:アフリカのウイルスは中国と同一


世界保健機関(WHO)は20日、アフリカなどで発見された高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が昨年5月に中国西部・青海湖で大量死した渡り鳥から発見されたウイルスと同一のものだったと明らかにした。

青海湖のウイルスは強い毒性を保ったまま、渡り鳥によって運ばれているとみられ、これが昨年後半からウイルスが各地に拡散している背景にあると推測されている。

WHOによると、ナイジェリアとイラク、トルコ、ロシア、カザフスタン、モンゴルで確認されたウイルスが青海湖のウイルスと同一だった。東南アジアで流行しているH5N1型とは若干の違いがあるという。

青海湖より前に発見されたウイルスは渡り鳥に局地的な被害をもたらしたものの、大陸を超えるような遠隔地への広がりはなかった。

WHOの感染症対策専門家によると、従来は毒性の低いウイルスが渡り鳥によって運ばれ、ウイルスが鶏などの間で感染を繰り返すうちに高病原性になってきた。だが、ウイルスが一部の渡り鳥と「共存」できる形に変異、飛行ルートに乗って拡散し始めた可能性があるという。

専門家は「渡り鳥が高病原性ウイルスを直接運ぶようになったのは新しい状況だ」と話している。【ジュネーブ澤田克己】
毎日新聞 2006年2月21日 21時55分

鳥インフルエンザ:アジアから欧州など世界各地に拡散


極めて毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)がアジアから欧州、アフリカ、中東など世界各地に拡散している。

欧州連合(EU)は20日に農相会議、24日に保健相会議を開き対応を協議。世界保健機関(WHO)は渡り鳥の移動が多くなる春先にかけ、さらに多くの国にウイルスが広がる恐れがあるとして警戒を強めている。

H5N1型は昨年7月にロシアで見つかったのを皮切りに東アジア・東南アジア以外の地域に急速に広まっている。18日にはフランスで確認され、19日にはイタリアやルーマニアでの感染拡大が見つかった。

ハンガリー政府報道官は21日、野生の白鳥の死がいからH5N1型ウイルスが確認されたと述べ、EU域内での同型検出は21日現在、7カ国に達した。

20日までに国際獣疫事務局(OIE)へ報告された鳥インフルエンザウイルス(H5型)の確認は毒性の弱いウイルスも含め日本など33カ国。このうち青海湖での大量死が確認された昨年5月以降、新たに22カ国でウイルスが見つかった。

アフリカへの拡大は深刻だ。国連食糧農業機関(FAO)はナイジェリアで流行を起こしたウイルスが周辺国に広がる可能性が高いとの懸念を示し、貧しいアフリカでのウイルス拡大は「破壊的な影響力」を持つと警告している。

渡り鳥がウイルスの運び屋となっているのも頭の痛い問題だ。日本や韓国はウイルス根絶に成功したとされているが、「渡り鳥の飛来は繰り返され、再びウイルスが持ち込まれる危険がある」(WHO)からだ。

EUは年内に野鳥6万羽などを捕獲して、ウイルスの有無を検査する方針だが、抜本的な解決策は見いだせていない。WHO集計によると、H5N1型には20日現在、ベトナムやインドネシアなど7カ国で170人が感染、92人が死亡した。

人から人への感染力を持つ新型インフルエンザへの変異が懸念されている。WHOは新型インフルエンザの流行が起きた場合、世界中で少なくとも数百万人が死亡すると予測している。【ジュネーブ澤田克己】
毎日新聞 2006年2月21日 21時48分

鳥インフルエンザ:養鶏業の男性、インド初の感染死の疑い


PTI通信によると、インド西部グジャラート州で18日、隣接のマハラシュトラ州から来ていた養鶏業の男性(27)が、高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染した疑いで死亡したことが分かった。グジャラート州政府当局者が明らかにした。

同州は男性の検体を中央政府の研究所に送り分析している。感染が確認されればインドで鳥インフルエンザによる初の死者となる。

マハラシュトラ州は、鶏が5万羽以上死に、検体から18日に鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が確認された。この男性はウイルスが確認された同州ナンドルバルに住んでいた。

インド政府はマハラシュトラ州内で体の不調を訴えた8人について感染の有無を検査、さらに子供3人を含む4人の経過を観察しているが、死亡した男性がこの8人に含まれていたかは不明。

マハラシュトラ州では19日、感染拡大を防ぐためウイルス確認地点から半径3キロの養鶏場で鶏の処分を開始した。約80万羽を処分し20万羽にワクチンを接種する。(ニューデリー共同)
毎日新聞 2006年2月19日 16時35分

鳥インフルエンザ:仏で初の感染確認 野生のカモに


フランス農業省は18日、東部アン県の湿地で死んでいるのが見つかった野生のカモについて、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の感染を確認したと発表した。H5N1型の感染確認はフランスで初めて。

感染が確認されたカモは13日にフランス第3の都市、リヨンの北東約30キロのアン県ジョワイユで死んでいるのが発見された7羽のうちの一羽。

保健当局は発見場所から半径10キロ以内を「警戒地域」に指定。周辺の家禽(かきん)飼育施設では既に隔離措置が取られている。(共同)
毎日新聞 2006年2月19日 7時31分

H5N2型ウイルス 
インフルエンザウイルスの性質は、表面にあるHとNの2種類の蛋白質の組み合わせで決まる。海外で人間の感染や死亡が報告されているH5N1型は毒性が強いが、茨城県などで流行したH5N2型は毒性が弱い。国内では、N に関係なくH5型やH7型のウイルスを「高病原性」として取り扱っており、殺処分などの措置を定ている。

鳥インフルエンザ:インドで初めてウイルス検出


AFP通信によると、インド西部マハラシュトラ州の高官は18日、同州の養鶏場で死んだニワトリから、インドで初めて高病原性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が検出されたことを確認した。

この高官によると、死んだのは同州内の養鶏場で飼われていたニワトリ約20万羽のうち約5万羽という。

東アジアで発生した高病原性の鳥インフルエンザは、昨年から今年にかけ、欧州やアフリカ大陸へ拡大している。【イスラマバード西尾英之】
毎日新聞 2006年2月18日 22時56分

鳥インフルエンザ:仏で初確認か 欧州、アフリカに拡大


アジアから発した鳥インフルエンザ感染が欧州やアフリカ大陸へと広がり始めている。欧州連合(EU)は緊急の専門家会合を開き、感染地域への鳥の輸送規制などを強化することで合意した。

フランス保健省は17日、仏中部ジョイユで死んでいた野生のアヒルが高病原性ウイルスH5N1型に感染した可能性が「非常に強い」と表明した。確認されれば欧州最大の食用鳥類大国での最初の感染例となる。現在、発見地点半径3キロ以内は立ち入り禁止とし、同10キロ以内は野鳥監視区域に指定した。

欧州第2の養鶏国オランダでもここ数日、中部で2羽の白鳥の死体が発見された。現在のところ、同型ウイルスは未確認だが、政府幹部は「感染した鳥が出るのは時間の問題」として、早急に養鶏の予防接種をしたい考え。同国は03年に別なタイプの鳥インフルエンザが流行し、約3000万羽を処分している。

欧州内ではギリシャ、イタリア、オーストリア、ドイツ、スロベニアで同型ウイルスに感染した鳥が発見されている。

また、エジプト内閣報道官も同日、カイロなど3カ所で家禽(かきん)からH5N1型が検出されたことを明らかにした。エジプトでの確認は初めて。アフリカではナイジェリアでも確認されている。【パリ福井聡、ブリュッセル福原直樹】
毎日新聞 2006年2月18日 9時36分

鳥インフルエンザ関連の
YAHOO! JAPAN NEWS
MSN ニュース



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