マルチビタミンについて調べてみよう
マルチビタミンとは、手軽に栄養を補給できるように、複数のビタミンやミネラル等を配合した総合ビタミンです。マルチビタミンという言葉はほとんど日本語になりましたが、日本語では「総合ビタミン」という言い方が正式の名称です。 マルチビタミン(総合ビタミン)とは、基本的には12種類の必須ビタミンと一部ミネラルが入ったものをさします。日本のマルチビタミンとアメリカのマルチビタミンの考え方には若干違いが有るようです。 日本のマルチビタミン製品は、必須のビタミンが1日あたりの栄養所要量の3分の1から2分の1程度の場合が多いようです。 アメリカのマルチビタミン製品は究極のビタミンであることを目標としますので、通常は必須ビタミン以外に体の機能を最高の状態で維持できるための栄養素も入っているそうです。 「マルチビタミン」と一口に言っても、沢山あって「マルチビタミン」選びにも迷ってしまいます。マルチビタミンを使うなら、科学的な裏付けがあること、そして厳選した原材料と最新の製法による「マルチビタミン&ミネラル」をバランス良く配合したものを選ぶことが大切になります。
マルチビタミンは、体内に増加する活性酸素を中和する力をもちます。「抗酸化力」と呼ばれるこの力は、マルチビタミンを愛用する大きな理由となるでしょう。 現代の環境は活性酸素をイヤでも急増させ、血中のコレステロール・中性脂肪は酸化され過酸化脂質となります。結果として動脈硬化、場合によっては血管を完全にふさいでしまう事もあります。 マルチビタミン・抗酸化サプリメントの抗酸化力は、これらを予防してくれる効果を期待できます。体内の抗酸化には、マルチビタミン、タンパク質、ミネラルなどが「バランス良く」必要ですが、通常の食生活で必要量摂るのは非常に難しくなってきています。 現代は、活性酸素と抗酸化物質とのアンバランスが、生活習慣病を激増させているということです。マルチビタミン・抗酸化サプリメントを活用して、強い抗酸化力をもつ身体にしたいものです。 ![]()
特に食事から十分な量が摂り切れないものとして、ビタミンではビタミンB1、B2、B6、B12、C、Eが、ミネラルでは亜鉛とマグネシウムが挙げられます。しかしこれらをバラバラに摂るのは不経済ですし、手間もかかります。手のひらにいっぱいの錠剤を毎日飲まなくてはなりません。 そこで登場してきたのが「マルチビタミン」という考えです。さまざまなビタミン類をまとめて配合し、「これ1種類だけ飲めばOK」というようにしたものです。 なお、ビタミンは必要量の個人差が大きく、ミネラルは個人差が少ないということから、ビタミンとミネラルをまとめたものよりは、両者を別々にしたもののほうが便利です。 両方をまとめたものだと、ビタミンの必要量が大きい人の場合、ミネラルの過剰摂取となってしまう可能性があるからです。従って、「マルチビタミン」と「亜鉛+マグネシウム」と分けた2種類のサプリメントを飲めば微量栄養素については十分だというような考えを持つ人もいるようです。
![]() ネイチャーメイド【通販限定】どでかいボトル! しかしひとくちにマルチビタミンと言っても、あまりにも多くの種類があって、どれを選べば良いのかわからない状況です。そこで、マルチビタミン製品を選ぶ上でのポイントをまとめてみました。
種類だけに限って言えば、市販されている大抵のマルチビタミンはこれらを含んでおり、合格点を付けられるようです。
この栄養所要量というのは、実は健康を損なわないためのギリギリの量であり、運動その他で強いストレスがかかる場合には、十分な量とは言えないでしょう。 実際に厚生労働省の栄養所要量策定委員会の意見としても、「所要量は今後、増大する可能性が高い」ということです。 日常的に運動をする場合、炭水化物や脂肪をエネルギーに変える必要があります。この時、特にビタミンB群が消費されます。なかでもB1は炭水化物をエネルギーに、B2は脂肪をエネルギーに変えるときに必要とされ、またB6はアミノ酸の代謝に、B12はヘモグロビン合成に、といった感じで要求されます。 そしてビタミンCは免疫強化や抗酸化作用のほか、特にコラーゲン合成の面でアスリートに貢献してくれます。強い関節や骨、美しい肌や爪をつくるのに、ビタミンCは欠かせない栄養素です。 さらにビタミンEは酸素の利用効率を上げて、スタミナを増強させてくれます。このように考えると、特に「B群、C、Eを多く含む」ことが、優秀なマルチビタミンの条件だということになりそうです。
しかしマルチビタミン製品の中には、1錠に一日の摂取量を全てまとめて配合してしまったものもあり、これでは小分けにした摂取が不可能となってしまいます。 また男性と女性、体重の多い人と少ない人、食事をしっかり食べている人とそうでない人、ハードにトレーニングする人とたまにしかトレーニングしない人など、さまざまな要件によって一日の必要摂取量は変わってきます。
ビタミンにはビタミンCやE、Kなどの種類、ミネラルにはカルシウムや鉄、亜鉛などの種類があります。これらはどのように違うのでしょうか。それぞれが身体にどう働くかについて見ていきましょう。 ビタミンは多くの場合、「代謝を助ける」働きをします。代謝とはホルモンを作ったりエネルギーを産み出したりといった生命活動の源となるもので、ビタミンはこれらがスムースに行われるように働いてくれます。 いっぽうミネラルはむしろ、「カラダの構成物質」として働きます。骨の中のカルシウムやヘモグロビンの鉄などが代表的なところでしょう。 そしてビタミンの場合、必要量の個人差が非常に大きくなります。 Aさんは一日50mgのビタミンCでも十分なのに、Bさんは一日1000mgでも足りないというようなこともあります。これはビタミンが代謝を助けるときの効率が、人によってバラバラだからです。効率の悪い人は、大量にビタミンを摂る必要があるのです。 ミネラルの場合、そのようなことはありません。 もちろん体重の多い人は多めに摂る必要がありますが、身体の構成物質という性質上、必要量の個人差は大きくありません。 ミネラルは主に身体の構成物質として働きます。ですから必要量に個体差はそれほどなく、多くは通常の食事で必要十分な量が摂取できています。しかし不足しがちなミネラルもいくつかあり、その代表的なものが亜鉛とマグネシウムの二つです。 そしてこれらはアスリートにとって特に必要性が高く、できるだけサプリメントで補いたいものだと言えます。またミネラルは汗で流出してしまうということもあり、特に夏季は必要性が増大してきます。
またDNAの転写を調節して細胞の分解と合成をを行う働きもしています。 ちなみに日本では学生850人を対象にして調べた結果、14%もの生徒が亜鉛の欠乏状態にあったとのこと。アスリートなら必要量がさらに増すわけですから、一般的な食事だけでは補いきれません。なお、できるだけ食事で亜鉛を補いたいという場合、牛肉や鶏肉、卵、牡蠣などを積極的に食べるようにしてください。
具体的には筋肉の痙攣を防いだり、睡眠を深くしたり、心臓疾患を減少させたり、血圧を下げたりという作用がマグネシウムにはあるということです。また糖質をエネルギーに変えたり、骨を強くしたり、カルシウムの沈着による結石を防いだりといった作用もあります。 マグネシウムはミネラルの中でも多彩で、かつ重要な働きを多く持つものなのです。 通常の食事から摂れるマグネシウムは200〜250mg程度と言われますが、これでは厚生労働省の栄養所要量(300mg)にも届きません。従って、最低でも100mg、できれば200mgはサプリメントで補給したいところです。 なおできるだけ食事でマグネシウムを、という方はナッツ類や葉野菜、バナナなどを食べるようにすると良いでしょう。
現代の日本では、経済状況から食事が十分にとれないということは少ないし、まして、栄養失調などはほとんどないといってもいいでしょう。でも加工食品やインスタント食品、スナック菓子、清涼飲料水などで体の栄養バランスが崩れてしまっている人が多くなっているそうです。 このように栄養が偏った状態が続くのは体に良くありません。そこで、食事で摂りきれない栄養素を補うためにサプリメントが必要となってきたわけです。 しかし日本においては、まだまだ「サプリメント」について正しい認識がされていないのも事実なんです。アメリカでは「食品」と「医薬品」の中間に位置づけされていますが、日本では「食品」として位置づけられています。 では、サプリメント大国と言われているアメリカの事情を、ちょっと見てみましょう。
アメリカではなぜこれほどまでサプリメントブームが起きているのでしょう。 アメリカには日本のような国による保険制度(国民健康保険とか社会保険)がなく、民間の保険会社が運営管理しています。でも保険加入は高額で、アメリカ国民の2〜3割は保険に加入してないそうです。 だから病気になると高額な医療費がかかってしまうそうです。そんなことだから、少しでも医療費を抑えるために、病気にならないようにする、という考え方があたりまえになっているようです。 そういえば、日本では救急車は無料ですが(実際は税金でまかなわれている)、ニューヨークでは基本料金16,500円+約4,400円/マイル、パリでは30分ごとに23,000円もかかるということです。 最近、日本の消防署には、「本当に、救急車が必要ですか?」という主旨のポスターが貼られています。
マルチビタミンについて調べていて、見つけた記事です。 ギリシャのTrichopoulou氏らは、伝統的な地中海食の順守が全死亡率の有意な低下につながるとの疫学調査をまとめ、New England Journal of Medicine(348巻2599ページ、2003)に報告した。 ギリシャに住む成人約2万2000人を対象に食事内容を調査し、地中海食の順守度合いを10段階に分けた。 地中海食の中身は、野菜、穀類、果物、ナッツ、マメ科植物、オリーブ油の摂取、飽和脂肪酸、肉類の摂取が少ないこと、ワインを始めとするアルコールを規則的にかつ適量摂取することなど。 観察期間は44ヵ月(中央値)。 その結果、順守の度合いが高いと、全死亡率が低下していた。また、より高い順守度合いは、心疾患やがんによる死亡と明らかな負の相関関係を示した。個々の食品と全死亡率との関連は全体的に有意ではなかった。 栄養を普通に持っている食品を、過去からの食習慣を壊さずに実践していれば、特別にサプリメントで補う必要は有りません。ということになると思うのですが・・・。 食事の事情が変化している現在では、そうも言っていられないのか???
独立行政法人 国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報 いわゆる健康食品ナビ (東京都福祉保険局) 記述してある内容につきましては、充分調査してある積りですが、参考になさる場合には、個人の責任でお願いします。万一、損害や被害に遭われても、当方では一切の責任はもてません。 |
この改行は必要→