紫外線が皮膚のしみ、しわ、皮膚がんの元凶
紫外線が皮膚の老化を促し、皮膚がんになる率を高めることは、ご存知ですね。 免疫力も低下し、白内障の一因にもなります。年齢や性別に関係なく有害です。
紫外線は皮膚細胞のDNAを傷つけ、生命活動の基本となる蛋白質を合成するための暗号の一部を変えます。細胞にはこうした傷を修復する機能があり、ほとんどの場合は元に戻ります。 しかし、傷が多すぎると、修復できない部分が残ります。すると細胞分裂でDNAが複製されるとき、間違ったままの暗号がコピーされてしまいます。これが皮膚のしみや皮膚がんの原因となります。紫外線はとくに子供によくないようです。 身体をつくる細胞の数は、乳幼児が約3兆個で、大人は約60兆個とされています。子どもは細胞分裂が盛んなので、遺伝子を担うDNAが傷つくと、傷をもったまま細胞が分裂する機会が増えてしまいます。 昨年6月に環境省から「紫外線保健指導マニュアル」が発刊されました。紫外線が健康へ及ぼす影響についての信頼できる情報として、まとめられました。とくに、小さな子どもの紫外線対策の必要性が強調されています。 ![]()
WHOの推計では、一年間に世界中で約6万6千人が皮膚がんで死亡、13万2千人が皮膚がんの一種である悪性黒色腫にかかっている。悪性黒色腫の発生率は北欧で45年前の3倍、米国で30年前の2倍に急増。 この背景には焼けた肌へのあこがれや日焼けサロン利用の普及があるという。小麦色の肌は健康の証しという思い込みは根強いですが、世界保健機関(WHO)は2005年3月に、18才未満は日焼けサロンの利用を避けるように勧告しております。 骨粗しょう症の予防に、日光を浴びるのが良いという、迷信にも近いものがあります。しかし、その必要はないようです。 予防に必要なビタミンDは確かに紫外線で合成されるが、実際には食物で十分摂れているそうです。お年寄りはDNAの傷を治す能力が低下しているので、むしろ、日光浴には注意が必要と説く医者もいます。 日焼け防止にはサンスクリーン剤(日焼け止め)が有効です。しかし、このサンスクリーン剤(日焼け止め)の使用を阻む壁もあります。 日本のプールでは水が汚れるという理由で、日焼け止めクリームなどを塗っての利用ができない。オーストラリアでは、逆に塗っていないとプールに入れてもらえないとのことです。
気象庁は2005年5月から各地の強度予測や、札幌市、茨城県つくば市、那覇市での測定結果を、WHOが定めた紫外線強度の指針である「UVインデックス」の形で公表しています。紫外線測定器も販売されているそうです。
UV-Aは太陽が最も高くなる5月に最も多くなります。しかしながら、最も少ない冬の時期においても、UV-Aは2分の1にしかならず、年間を通して紫外線対策をする必要があるようです。また、UV-Bはオゾン量が最も減る8月頃に最も多くなります。 紫外線は、肌を老化させる元なのです。 実は、しみ、しわなど女性の気になる肌老化の、実に8割が紫外線による「光老化」。例えば、あなたの腕の内側、胸を見てみてください。ふだん紫外線を浴びることの少ない所は、しみ、しわは少ないはず。 ★ お肌に優しいノンケミカルで、毎日の紫外線をカットする顔用日焼け止め ★ 忘れがちですが、唇の日焼け止めのリップクリーム
その結果、秋田の60歳は、しみの面積で鹿児島の40歳と同じ、しわは鹿児島の50歳と同じレベルだった。10代まではほとんど差がなかった。子どものころから浴び続けた紫外線量の違いが、20歳をすぎてから皮膚の状態の差になって現れるのだそうです。 市橋さん:皮膚科学の専門家。大阪市北区 サンクリニック院長、神戸大名誉教授 5月からはどんどん紫外線量が増えていきます。紫外線対策は、日傘や帽子、サングラスで紫外線を浴びないようにすることはもちろん、紫外線による肌のサビを防ぐことと、正常なターンオーバー(肌細胞の生まれ変わり)を行えるよう肌を健やかに保つことが基本です。
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