ビオチン
糖質や脂質、タンパク質の代謝を助け、エネルギー合成を円滑にする働きがあります。
ビオチンは腸内細菌によっても合成され、通常の食事をしていれば不足する事はほとんどありません。 しかし、食品中に含まれているビオチンは蛋白質と結合した状態(結合型)として存在しているので、そのままでは腸から吸収されません。 ビオチニダーゼという酵素によって蛋白質との結合が切り離され、遊離型のビオチンに転換されて、はじめて腸から吸収されるようになります。 通常、腸内細菌によって作られる遊離型のビオチが腸から吸収され、利用されています。 このビオチンが作られたり、吸収されたりする過程に障害があると、ビオチン欠乏を生じ、健康に重大な影響を及ぼすことになります。 抗生物質を長期間服用している方など、腸内細菌のバランスが乱れている方はビオチンが欠乏している可能性があります。
食物に広く含まれているうえ、腸内細菌によって合成されるので、一般的には欠乏することはありません。生卵を好んで摂取したり、長期間にわたって抗生物質を摂取している場合を除いては心配ありません。 しかし、栄養源を調製粉乳に頼るしかない乳児には不足しがちな栄養素です。酸やアルカリには不安定ですが、熱には強いという性質を持っていますので、調理方法による損失は少ないようです。 最近の研究でアレルギー症状の元凶と言われているヒスタミンの増加を抑える働きがあることがわかり、アトピー性皮膚炎に対するビオチンの役割が再認識されました。 アメリカの小児科学会では粉ミルク利用乳児のビオチンの1日の推奨摂取量を10〜15μgとしています。
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