大豆サポニン、高麗人参のサポニンに期待される作用や働きを調べる
大豆のサポニン 大豆の胚芽にはサポニンが多く含まれています。大豆サポニンという呼び名は通称ですが、生大豆には数種類のオレアナン系サポニンが総量の0.3%位含まれています。 シャポン(石鹸)が語源で、その水溶性が泡立つ性質を持つことから名づけられた成分です。血液中の中性脂肪やコレステロールを体外に排泄する作用を持つとされています。数十種の種類があり、それぞれに異なる働きをします。
大豆サポニンとは、大豆や小豆を煮た時に出る泡の中に含まれている有効成分です。豆腐を製造する過程では豆腐の風味に悪影響だとして取り除かれていますが、近年、この大豆サポニンが重要な有効成分であることが見直されてきました。 大豆サポニンは、有害物質を体外に排出する働きがあり、そのため便秘解消や消化器系のガン予防に効果があるとされています。また特に余分な脂肪や糖分を体外に排出するとして、中性脂肪の低下やダイエット効果もあると期待されています。 大豆サポニンには、強い抗酸化作用や過酸化脂質の生成を抑える作用がガン予防や動脈硬化予防、お肌の老化防止にも効果的と言われています。 また、大豆サポニンはコレステロールの吸収を抑えて分解する働きがあります。さらに血中コレステ□一ルの低下作用があり、中性脂肪を減少させるだけでなく、消化管からの脂肪の吸収を抑えるので、常食すると肥満体質が改善されます。
サポニンは、高麗人参にも含まれております。量の使い過ぎや長期間の使用でも毒性や副作用のない、数少ないサポニンのひとつです。(他には、大豆サポニン、アズキサポニンがあります。)
人参サポニンには、精神を高揚させるRg1系のサポニンと鎮静させるRbc系のサポニンという相反する作用を持つ成分が共存しています。ところが、総合的に用いることにより、効いて欲しい症状に作用が働きます。 サポニンには、大きく分けて二つの系があります。
サポニンは植物に含まれる配糖体の一種で、その生理活性は植物により異なります。 日本産の大豆では5種類、確認されています。高麗人参では大きく分けて3種類のサポニンが含まれていますが、同一人参でも産地・栽培期間・製法などにより、サポニンの種類、含有量は異なります。 大豆サポニンは、過酸化脂質や中性脂肪の抑制、血中コレステロールの低下、肥満体質改善などの作用が報告されています。 また人参サポニンには、血糖値をコントロールして正常にするインスリン様作用、中性脂肪やコレステロールの生成抑制、善玉と悪玉の比率を一番よい1:2.5に整える、血小板の凝集抑制、血圧のコントロール、造血作用を高めるなどの働きが報告されています。 サポニンの多くは溶血作用があり、十分にアク抜きをしないと有毒成分が残ることがありますが、大豆サポニンには溶血性がなく毒性が皆無であることが確認されていますので、大豆や大豆加工食品は安心して利用して良いでしょう。
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