お茶に含まれるカテキンに期待される働きを調べる
お茶に含まれるカテキンについて調べてみる。緑茶にはポリフェノールが含まれていて、乾燥したお茶の葉の30%ぐらい含まれています。緑茶のポリフェノールのほとんどはフラボノールで、一般にはカテキン(catechins)として知られています。 紅茶は、緑茶を発酵させて作ります。この段階でカテキンは酵素により酸化されて、カテキンが二つ、三つと結合したものができます。主なものはテアフラビン、テアルビジンなどのカテキンが二つ結合したものです。 ちなみに、ウーロン茶(Oolong tea)は部分的に酸化されたもので、カテキン、テアフラビン、テアルビジンが含まれています。
名付け親は、昭和大学医学部教授の島村忠勝先生でした。お茶に含まれる「カテキン」には、インフルエンザやO157、コレラ菌、白癬菌、MRSA等を防ぎ、退治する力が隠されている。そのことを証明して、「勝て!菌に!」という願いから「カテキン」と命名した。とamazonの説明にはあった。 カテキンは昭和大学医学部の島村教授が、1988年にお茶がコレラ菌の活発な運動を瞬時に停止させ、菌を凝集することを偶然に発見され、これを契機にお茶の抗微生物活性および免疫増強活性を次々に明らかにされました。 1996年8月にO157についての効果が新聞やテレビで報告されると、一般にも広くカテキンの名前と効能が知られるようになりました。カテキンには抗菌効果の他に、抗酸化、抗ガン、抗動脈硬化、血圧上昇抑制、抗虫歯、抗アレルギー、消臭など多くの機能性があることが実証されています。
一般によく飲まれている煎茶にカテキンが多く含まれています。胃潰瘍や胃がんの原因とされるヘリコバクター・ピロリやエイズウイルスに対するカテキンの効果についても研究が続けられております。
しかし善玉菌であるビフィズス菌に対してはそれを増やす効果があるのです。これまで整腸作用のある食品として乳酸菌飲料・オリゴ糖・食物繊維などが挙げられていましたが、お茶のカテキンにも同様な効果が期待できるようです。
最近の研究では、 LDL自体の数値よりLDLが血管の組織内で酸化を受けることが問題のようです。酸化を受けたLDLはマクロファージに際限なく取り込まれ蓄積されていきます。 これが動脈硬化の発症を引き起こすもととなるといわれています。抗酸化物質であるお茶のカテキンは、LDLの酸化を遅らせることも明らかになっています。
茶葉を摘んだ後、嫌気状態(窒素ガスの中に保存)で約5時間保存してから製造される「ギャバロン茶」では、カテキンの他に血圧上昇抑制作用を持つギャバ(ガンマアミノ酪酸)の含量が普通の緑茶より多く、血圧上昇抑制効果が高いといわれています。 おらが村の健康茶 ギャバロン茶 OSK ギャバロン茶 ティーバッグ
最近の研究では、脳卒中の発症に一酸化窒素が関与していることが明らかになりました。脳卒中の発症時には、脳で大量の一酸化窒素とスーパーオキシドアニオンラジカルが生成され、極めて傷害性の強いパーオキシナイトライトが発生して脳組織を傷つけているわけです。 茶カテキンには、このパーオキシナイトライトと反応して不活性化する作用があります。 カテキンに期待される効果は、以上に掲げたほかにも抗アレルギー作用、老化防止、抗虫歯、消臭など多くの機能性があることが実証されています。
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