血糖値が気になる方に期待できる特定保健用食品をみる
血糖値が高いことがイコール糖尿病というわけではありません。そのほかに肝臓や膵臓の病気が疑われますし、健康な人でも検査前の食事制限をきちんと守らなかったために血糖値が高くなるということもあります。 血糖が上昇する背景には、欧米型の高脂肪食、運動不足、肥満などがあります。まずは、これらの生活習慣を改めることから始めましょう。食生活においては、バランスのとれた適正なカロリー量の食事をすることが大切です。 本来インスリンの働きで、余ったブドウ糖は肝臓や脂肪細胞に貯蔵され、血糖値は一定の値に下がるしくみになっています。インスリンは、体の中で唯一血糖を下げるホルモンで、食後に血糖が上がらないように、調節する働きがあります。 それに、血液中のブドウ糖を体の細胞に送り込んで、活動エネルギーに変えたり、脂肪やグリコーゲンに変えて、エネルギーとして蓄えておく働きもあります。 ブドウ糖濃度が高いということは、インスリンが不足していたり、うまく働いていないということです。 この状態ではブドウ糖が細胞に取り込まれなくなって、血液中のブドウ糖が使えなくなってしまいます。筋肉や内臓にエネルギーが運ばれないから、全身のエネルギーも不足してしまいます。 またブドウ糖が血中にたくさんあると血液がどろどろになり、体中の血管にダメージを与えてしまいます。 このような高血糖の状態が長く続くと「糖尿病」となる可能性が高いのです。 いずれにしても精密検査を受ける必要があります。
空腹時の血糖値が110mg/dl以下だからといって、安心してばかりもいられません。空腹時血糖値は異常がなくても、食後に血糖値が上がったままになるのを「隠れ糖尿病」といいます。 日本を含むアジア11カ国での調査(DECODA STUDY)によると、空腹時血糖値だけでは半分以上の糖尿病が見逃されているという、結果がでています。つまり、2人に1人は見逃していることになります。
日本では近年、糖尿病患者が増加傾向にあります。成人の6人に1人が糖尿病またはその予備軍と言われており、40歳以上では5人に1人とまで言われています。糖尿病を未然に防ぐためには、毎日の生活をみなおすことが大切です。
消化・吸収に時間がかかると、その分血液中に糖が吸収されるのに時間がかかります。まったく同じエネルギー量の食事をしても食物繊維の多い食事をとると血糖のコントロールによい結果が現れることが明らかになっています。
運動をすると筋肉細胞がエネルギーを必要とします。そのエネルギー源として血液中の血糖や、筋肉、肝臓に蓄えられたグリコーゲンが使われます。運動する事によって筋肉細胞が血糖を積極的に取り込むようになります。 その結果として血糖値が低下するというわけです。こまめに軽い運動をするようにしましょう。週に3回以上、20〜30分のウォーキングをすると効果的です。
認可のハードルが高いトクホは、効果、安全性ともにハイレベルな健康食品と言えるでしょう。ただし、きちんと一日あたりの目安量を守りましょう。トクホはあくまでも健康を維持するための「食品」であって、病気そのものを治す「薬」ではないこともお忘れなく!
普通の食品の形状をしているものが多く、効能がハッキリしているため、薬が苦手な人でも気軽にトライできるのがトクホのよいところです。 「なんとなく調子が悪い」「会社の健康診断でひっかかった」などという人は、いつも口にしているものをトクホマークつきのものにチェンジすることから、健康管理生活をスタートさせてみてはいかがでしょう。
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