骨や骨粗鬆症が気になる人の特定保健用食品、MBPなどについて
私たち、人の体には約 206個の骨があり、関節でつながった骨を筋肉で動かすことによって、いろいろな仕事や運動をしています。骨の中(骨髄)は大切な血液を作る場所となっています。 生まれてから大人になるまで骨は成長し、だんだんと伸びて強くなってゆきます。この骨の重さの約3割はカルシウムで、生きている骨は常にカルシウムが出たり入ったりしています。 骨の構造についてみると、骨は海綿骨と皮質骨に分けられます。海綿骨は建物の梁の働きをしていて内部から骨を支え、皮質骨は竹筒のようになっていて骨の周囲の強さを保っています。 骨の中には、古い骨を壊してゆく破骨細胞と、新しい骨を作ってゆく骨芽細胞という二つの細胞があり、骨を吸収したり必要なところに骨を作ったりしています。これを骨改築といって一年間に約2割の骨が新しく入れかわっています。 骨は、カルシウムだけでつくられているのではありません。簡単に言えば、カルシウムとタンパク質の一種であるコラーゲンからできています。ちょうど鉄筋コンクリートのような構造だといえるでしょう。カルシウムがセメント、コラーゲンが鉄筋というわけです。
骨にはタンパク質やリンなどとともに、たくさんのカルシウム(骨重量の約50%)が含まれています。しかし、骨に含まれるカルシウムなどの量(骨量)は若年期をピークに年齢とともに減ってきます。 そして骨量が減少すると、骨の中の構造が壊れ、骨は非常にもろい状態になり(脆弱性亢進)、折れやすくなります。この状態が骨粗鬆症です。骨粗鬆症には、老化によるものの他に、成長期や出産後などに起こるものもあります。 骨粗鬆症は圧倒的に女性に多い病気で、女性では閉経期の40〜50歳代から急激に骨量が減少し、60歳代では2人に1人、70歳以上になると10人に7人が骨粗鬆症を起こすような状態になっています。 一方、男性では60歳過ぎから徐々に増え、70歳以上では10人に4人足らずです。 現在、日本には1,000万人以上の骨粗鬆症患者がいると推定されています。
ヒトの骨は約3年で生まれ変わります。破骨細胞が古い骨を壊し、そして骨芽細胞が新しい骨をつくることで毎日少しずつ生まれ変わっていきます。その生まれ変わりに役立つ成分が、このMBP。(「MBP」は雪印乳業鰍フ登録商標です。) MBPは、ミルク・ベーシック・プロテイン(Milk Basic Protein)の頭文字を取ったものです。日本語では、乳塩基性タンパク質と呼ばれます。牛乳や母乳中に、ごく微量含まれる天然の機能性分です。 MBPの最大の特長は、骨をつくる骨芽細胞を増やし、骨を壊す破骨細胞のはたらきを調節する点にあります。いくらカルシウムをしっかり摂っても、肝心の骨をつくる力が弱っていては、カルシウムは骨に付きません。 MBPは、骨の細胞にはたらきかけることで、骨そのものを元気にし、骨にカルシウムが付きやすくすると同時に、骨からカルシウムが溶け出すことを防いでくれます。その結果、骨を元気で健康な状態に維持することができる、画期的なタンパク質です。 カルシウムは体内で合成できないため、食事などから摂るしか方法はありません。そのカルシウムは、腸から体内に吸収され、血液によって骨に運ばれます。しかし、せっかく摂ったカルシウムも、そこで骨に付着して取り込まれなければ、尿や便などと一緒に体外に運び出されてしまいす。 もちろん骨をじょうぶにするためには、カルシウムの十分な摂取や、適度な運動なども大切です。しかし、それだけではなく、骨の細胞にはたらきかけるMBPを上手に利用すること、これが新しい骨づくりになるといえそうです。
認可のハードルが高いトクホは、効果、安全性ともにハイレベルな健康食品と言えるでしょう。ただし、きちんと一日あたりの目安量を守りましょう。トクホはあくまでも健康を維持するための「食品」であって、病気そのものを治す「薬」ではないこともお忘れなく! 骨の健康が気になる方に
注意!特定保健用食品ではありませんがMBPを配合で乳幼児に最適です。
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